2007 Fiscal Year Annual Research Report
CERN-LHCにおける10^17eV領域での最前方散乱粒子のLHCfによる測定
Project/Area Number |
18340069
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
田村 忠久 Kanagawa University, 工学部, 准教授 (90271361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日比野 欣也 神奈川大学, 工学部, 准教授 (80260991)
吉田 賢二 芝浦工業大学, システム工学部, 准教授 (90260984)
奥野 祥二 神奈川大学, 工学部, 助教 (90281451)
内堀 幸夫 独立行政法人放射線医学総合研究所, 宇宙放射線防護プロジェクト, 研究員 (50342879)
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Keywords | CERN-LHC / LHCf / 最前方散乱 / 宇宙線 / ガンマ線 / 粒子検出器 / シンチファイバー / カロリメータ |
Research Abstract |
CERN-LHCのトンネル内にLHCf検出器を仮設置し、200m離れたデータ収集室間とのデータ通信と検出器制御のテストを5月に行った。この際に信号ケーブルと通信ケーブルのノイズ状況と減衰状況を確認し、それに対する改善策を検討した。本番実験用検出器としてほぼ完成したLHCf検出器の最終性能試験を行うために、CERN-SPSにおける予備実験を8〜9月にかけて行った。ビームエネルギーの設定値を前年度のCERN-SPS予備実験の場合よりも多くし、エネルギーキャリブレーションの精度を向上させることができた。その他、本実験に向けた最終確認を行うことができた。LHCf検出器をCERN-LHCトンネル内に設置する作業を1〜2月に完了した。CERN-LHCは、2007年度に予定されていた7+7TeV衝突が延びているが、現在のところ2008年度にビーム運転開始と5+5TeV衝突が予定されており、その実現を待つ体制を整えることができた。
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Research Products
(13 results)