2006 Fiscal Year Annual Research Report
オントン・ジャワ海台の起源:マントル・プリュームか?隕石衝突か?異常海底拡大か?
Project/Area Number |
18340129
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 正男 千葉大学, 大学院自然科学研科, 助教授 (80222165)
望月 公廣 東京大学, 地震研究所, 助手 (80292861)
中村 泰之 東京大学, 海洋研究所, 助手 (60345056)
小平 秀一 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (80250421)
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Keywords | 巨大火成岩岩石区 / 地殻・マントル物質 / 地球・惑星内部構造 / テクトニクス |
Research Abstract |
今年度は本研究費を利用して主に以下の活動を行った。 (1)研究船「かいれい」KR06-16航海(H18.12.14-28)により、オントンジャワ海台に隣接するライラ海盆において反射法探査・地形・地磁気・重力調査を実施した。本研究費から中西他1名の旅費を負担した。 (2)オントンジャワ海台に関するこれまでの研究成果をまとめ、国際誌に投稿もしくは投稿準備を行った(Coffin他, Oceanography, 2007; Kuroda他, EPSL, 2007; Coffin, Continental Shelf Sympo, in press; Ingle他, Geology, in pres; Cofin and Inoue, G-cubed, in prep, Inoue他, G-cubed in prep.) (3)米国地球物理学会(H18.12)においてオントンジャワ海台に関する研究発表を行った。また、将来の巨大火成岩岩石区の深海底掘削に関する3つの国際集会に参加し(H18.7,米国;H19.3オーストラリア;米国)、その結果を基にIODP(統合国際深海掘削計画)に対してH19.4.1に掘削研究プロポーザルを申請した(申請書#623,#706,#719)。 (4)解析に必要な計算機の更新および学生に対するトレーニングを実施した。また、大学院生を研究補助として雇用した。 以上の活動から、 (1)オントンジャワ海台の基盤内部に見られる地震波反射面を説明するための変質した枕状溶岩/塊状溶岩流の発達に関するモデルを構築した。 (2)オントンジャワ海台から噴出した溶岩流が数百から千kmにわたって流れ、近隣のナウル、東マリアナ、ピガフェッタ、ライラ海盆に達していることが認められた。 (3)オントンジャワ海台の西縁に位置するライラトラフにおいて活動的な変形構造を発見した。
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Research Products
(4 results)