2008 Fiscal Year Annual Research Report
金属錯体と量子ドットクラスターの超分子自由配列.ジンクフィンガーとDNAの利用
Project/Area Number |
18350034
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
山村 剛士 Tokyo University of Science, 理学部, 教授 (00114702)
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Keywords | ナノドット / 自在配置 / ジンクフィンガー / Aull / メタロチオネイン / DNA格子 / DNAリソグラフィー |
Research Abstract |
ナノドットを自由に配置するための基礎化学の開発は、単一電子トランジスタや量子コンピューター等の形成のための極微なリソグラフィーの開発に繋がる。本計画はDNAに部位特異的に結合するジンクフィンガーモチーフ(以下ZF)に着目し、ナノドットと1:1複合体を形成させ、これをDNAの特定塩基上に結合させる事によって自在配列を行うもので、新しいDNAリソグラフィーの創始を計画したものである。平成20年度は、平成18,19年度の成果(JCS Dalton in press)をもとにナノドットとしてAu_<11>(PPh_3)_8Cl_3(Au11)を、ZFとして2ドメインのF2F2(F2:5'-GGGGGG-3'を認識)を選択し,リンカーとしてメタロチオネイン(MT)を選択して、1)F2F2-MT-Au_<11>の1:1:1複合化の合成例を増やすとともに、HPLC,CD,UV-vis,TEM,EDS,電気泳動等を駆使して詳細に検討し、形成条件、フリーシステイン数の割り出し、DNAとの結合性(現在電気泳動)を明らかにした(投稿準備中)。現在、DNA格子の形成条件の検討と、ZF-MT-Au11のDNA格子への結合性の検討をおこなっている。一方、アデニンメルカプタンを金ドットに導入し、これをDNA中に設置したTxループに結合させることに成功した(投稿準備中)。現在さらにdouble crossover DNAの格子上への配列を目指してDNAリソグラフィー実現にむかって展開中。なお、量子ドットの入力装置としての[Ru(bipy)_3]-ZF複合体をDNAおよびdxDNA上へ自在配列することにも成功した(投稿準備中)ので、上記ドット系との合体に向けて準備中である。
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Research Products
(19 results)