2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18350045
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小澤 岳昌 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (40302806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 雅宜 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (00332271)
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Keywords | 可視化 / バイオテクノロジー / 生体分子 |
Research Abstract |
細胞内在性のmRNAを可視化する蛍光プローブを開発した.RNA結合タンパク質Pumilio(PUM)をRNA分子認識素子とし,PUM2分子にGFPフラグメントを連結した.ミトコンドリアに局在するND6 mRNAを標的とし,GFP再構成により特異的に可視化することに成功した.ND6 mRNAのミトコンドリア内局在および動態を明らかにした.(Nature Methods,4,413-419(2007).) 生物発光タンパク質(ルシフェラーゼ)のN末端とC末端を連結し,環状構造を有する新たな発光プローブの概念を創出した.ルシフェラーゼのN末端とC末端をプロテインスプライシングにより連結した.この環状ルシフェラーゼは発光能が失われていることを確認した.次にペプチド切断酵素(caspase-3)を作用させると,環状ルシフェラーゼの一部が切断され,発光能が回復することを明かにした.この環状ルシフェラーゼは,マウス個体内で機能するcaspase-3の活性を低侵襲的に可視化する優れたプローブとなることを実証した(Angew.Chem.Int.Ed.,46,7595,2007). Smad1のリン酸化とそれに続くSmad4とのタンパク質間相互作用検出プローブを開発した.mRNAを4細胞期のアフリカツメガエル胚にインジェクションしプローブを一過的に発現させ,初期発生におけるSmad1/4相互作用の発光イメージングを行った.神経胚の神経溝に発光が生じ,発光が尾芽胚まで持続していることを明かにした.(投稿中)
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Research Products
(5 results)