2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18350045
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小澤 岳昌 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (40302806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 雅宜 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (00332271)
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Keywords | 可視化 / バイオテクノロジー / 生体分子 |
Research Abstract |
ペプチド切断酵素カスパーゼ活性化検出プローブの開発-コメツキムシ由来の発光タンパク質(ルシフェラーゼ)を環状化することにより,Caspase-3とCaspase-8の活性を同時検出するプローブを開発した.緑色発光ルシフェラーゼには,Caspase-3の切断認識配列DEVDを,また赤色発光ルシフェラーゼには,Caspase-8の切断認識配列IETDを挿入しだ.このプローブを単一細胞に導入し,staurosporineで刺激したところ,caspase-3とcaspase-8の活性を同時に検出できることを示した.さらに発光顕微鏡を用いてcaspase-3とcaspase-8の活性をイメージングしたところ,単一細胞レベルで両caspaseの活性がリアルタイムに観察できることを実証した.開発したプローブは,様々なプロテアーゼの阻害剤開発等に応用が期待される. タンパク質間相互作用検出プローブの開発-生きた細胞内のタンパク質間相互作用を可視化する発光分子プローブを開発した.コメツキムシ由来の生物発光タンパク質(ルシフェラーゼ)の切断位置2カ所を,タンパク質の立体構造情報に基づき決定した.切断したルシフェラーゼのフラグメントを,Badと14-3-3タンパク質に連結し,マウス個体内でBad-14-3-3タンパク質間相互作用が検出できることを実証した.さらに,BadとBcl2タンパク質間相互作用についても,マウス個体内で低侵襲的に可視化できることを示した.開発した発光プローブは,マウス個体内での様々なタンパク質間相互作用の可視化に,原理的に応用可能である(PLoS ONE,(2009))
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Research Products
(34 results)