2007 Fiscal Year Annual Research Report
高分子コロイド分散液の沈降散逸パターンの外場応答性
Project/Area Number |
18350057
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
大久保 恒夫 Yamagata University, 大学院・理工学研究科, 客員教授 (70026194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 剣 山形大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (60333994)
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Keywords | 沈降散逸パターン / 対流散逸パターン / 乾燥散逸パターン / コロイダルシリカ / PMMA粒子 |
Research Abstract |
次の項目について所期の成果を得た。 (1)大きさの異なるコロイダルシリカ球粒子を用いて、カバーガラス上、時計皿上、ガラスシャーレ中の沈降パターン調査を完遂し、海外学術論文に発表した。 (2)大きさの異なる2種および3種混合分散液の沈降および乾燥パターンの調査を完遂し、海外学術論文に発表した。 (3)電場下での乾燥パターンや、乾燥パターン形成過程、更に、温度と湿度を制御した環境下での乾燥パターンについての調査を完遂し、海外学術論文に発表した。 (4)ポリグルタミン酸やポリリシンなどの生体関連高分子溶液の乾燥パターン調査を完遂し海外学術論文に発表した。 (5)ポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子分散液の対流パターンの観察をカバーガラス上と時計皿上で室温で初めて成功した。成果の一部については海外学術論文に発表した。 (6)みそ汁の対流および沈降パターンの観察を70%ほど実施できた。極めて興味深い成果が得られた。今後実験の完遂と論文発表に向けて努力する。 (7)当初予定していた、流動場や遠心力場の影響やコンピュータシムレーション研究等について本研究期間内に実験を実施出来なかった。今後行う決意である。 最終年度であったが総じて所期の成果を十二分に挙げることが出来たと考えている。
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Research Products
(45 results)