2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18350117
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浦山 健治 Kyoto University, 工学研究科, 准教授 (20263147)
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Keywords | 液晶 / ゲル / エラストマー / アクチュエータ |
Research Abstract |
誘電異方性が正の液晶ゲルを合成し,その電場応答挙動を調べた.電場によるダイレクターの回転角を赤外二色性測定によって調べた.赤外線に対して透明なCaF2ガラスにITOを蒸着したセルを作製し,液晶ゲルを封入した.ゲルが力学的な拘束をうけないように,セル厚をゲルの厚さよりも厚くし,ギャップはシリコーンオイルで埋めた.メソゲン基末端のシアノ基の赤外二色性を電場強度の関数として調べ,電場とともに電場に平行方向に回転していく挙動を明らかにした.また,同一試料を用いて電気光学効果および電場変形挙動を調べ,屈折率,ひずみ,ダイレクターの回転角の3つの物理量の相関関係を解明することに成功した.得られた結果をソフト弾性理論の予測と比較し,相違点について検討した.
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Research Products
(4 results)