2006 Fiscal Year Annual Research Report
経年配管システムの耐震安全裕度の評価・設計基準の検証に関する研究
Project/Area Number |
18360055
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
白鳥 正樹 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (60017986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
于 強 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 助教授 (80242379)
澁谷 忠弘 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 助手 (10332644)
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Keywords | 経年配管 / 耐震裕度 / 弾塑性応答 / モード解析 / 経年劣化 / 振動応答 / 設計基準 / 有限要素法 |
Research Abstract |
本研究では、地振動を受ける経年劣化配管システムの動的挙動および破損形態を解析手法および実験的手法を用いて明らかにし,複数経年劣化構造を有する配管システムの耐震性を合理的に評価する手法を確立すると共に,高経年劣化配管システムにおいて設計基準の適用手法を確立することを目的としている.18年度は、主に経年劣化構造を有する配管システムの耐震裕度を合理的に評価するための手法について検討し,以下の知見を得た。 (1)配管系の動的応答に対する経年劣化部の局所的な塑性変形の影響を明らかにし,配管系の弾塑性応答における劣化部を有する配管要素の簡易モデルの作成方法を確立した. (2)各種劣化構造を有する直管のモデルシリーズを作成し,各種繰り返し負荷を与える場合の配管部の荷重変位曲線を求め,配管部形状,劣化部形状,負荷履歴などの情報をもとにパターン分析を行い、近似推定式を作成するための基礎的知見を得ることができた.また、同様な解析をエルボ配管部についても行い,局所的な塑性変形の影響について検討した。 (3)劣化部配管の簡易モデルを用いて配管系の最大応答量を予測する手法を確立した.本手法では、まず配管システムのモード解析および線形の振動応答解析を行い,配管系の有効質量,固有振動数,減衰比と地震応答の関係を求めた.続いて、既に求めた配管系の弾塑性応答と組み合わせることで配管系の最大応答量を算出する基本的な考え方を確立することができた.
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Research Products
(6 results)