2007 Fiscal Year Annual Research Report
二相系格子ボルツマン法と並列計算機を用いた気液二相流の大規模シミュレーターの開発
Project/Area Number |
18360089
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲室 隆二 Kyoto University, 工学研究科, 教授 (20263113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉元 宏 京都大学, 工学研究科, 講師 (50222055)
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Keywords | 格子ボルツマン法 / 界面ダイナミクス / 気液二相流 / 液滴衝突 / 気泡流 / マイクロ流 |
Research Abstract |
本研究では,既開発の二相系格子ボルツマン法(二相系LBM)を並列計算機に移植して気液二相流の大規模シミュレーターを開発し,このシミュレーターを用いて液滴流や気泡流の大規模計算を行い,実験結果との比較によりシミュレーターの性能を検証することを目的としている. 本年度の得られた研究成果は次の通りである. 1.前年度に開発した並列計算機用プログラムは分散型メモリ利用であるため,各々のクラスタで得られた計算結果を一つにまとめて処理するためには,各クラスタのメモリ内の結果を一つのメモリに集約して処理する必要がある.そのために,大容量メモリ計算機を購入し,画像処理ソフトをインストールして,最終計算結果を画像処理する計算結果処理システムを構築した. 2.前年度で実施した基本問題(液滴同士の衝突,上昇気泡流,ミクロ構造内の気液二相流)計算結果を用いて,上記で構築した計算結果処理システムを検証した.計算結果の動画等を作成することができるようになった.これにより,現象の詳細な挙動を明らかにすることが可能となった. 3.次年度の検討課題として下記の課題を抽出した. (1)ポアソン方程式を用いない圧力計算法の検討を引き続き行う. (2)最大32CPUを用いた並列計算機を用いて,複雑流路内の気液二相流の大規模計算を行う.
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Research Products
(6 results)