2007 Fiscal Year Annual Research Report
宇宙太陽発電所のマイクロ波送電ビーム制御の高精度化に関する研究
Project/Area Number |
18360171
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
橋本 弘藏 Kyoto University, 生存圏研究所, 教授 (80026369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 真毅 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (10283657)
三谷 友彦 京都大学, 生存圏研究所, 助教 (60362422)
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Keywords | 新エネルギー / 太陽光発電 / 宇宙太陽発電所 / 到来方向測定 / ビーム制御 |
Research Abstract |
1.宇宙太陽発電所(SPS)のアンテナは大型となるため,多数のユニットで構成される。複数の送信アンテナ素子から構成されるユニット内においては各素子間の位相差を制御することは可能であるが,ユニット間の位相に関して同期を取る必要がある。そのために,ユニット数の増加に対応可能な,各ユニットの信号に変調をかける新方式によるハードウエアを製作し,有線ならびに無線による動作確認を行った。 2.現有のシステム(SPORTS5.8)は大型で重いため,パイロット信号に5.8GHz帯,送電側に2.45GHz帯を用いる小型化したソフトウエア方式レトロディレクティブシステム自作した。このシステムで,パイロット信号の到来方向測定システムとビーム形成に関するこれまでの成果を組み合わせた総合的な実験を実施し,評価した。 3.長距離レトロディレクティブ実験のため,上記のシステムを元に実験局免許を申請し,パイロット信号用に5800MHz,送電系に2460MHzの割り当てで予備免許を得た。 4.災害時,飛行船等の移動体に無線送電機能を付加し,屋外実験を行うため,送電には位相制御マグネトロンで行い,本研究のパイロット信号の送受信と到来方向測定技術を応用したシステムを製作した。 5.SPS用アレイアンテナの送電ビーム形成方式に関して,昨年度に電力分布を台形にする新しい方式を提案した。さらに、周辺部のアレイの配置を不等間隔にする方式を提案し、評価している。配置法はランダムではなく、数式で示せる、外に行くほど間隔を広く取る決定論的な方法であるので、配置が容易である。今までより少ない素子数で最大サイドローブも含めて従来よりも抑制でき、収集効率も高い、より優れた方式であることを示した。
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Research Products
(12 results)