2008 Fiscal Year Annual Research Report
利己的ノードを考慮した安全なモバイルアドホックネットワーク構成法の研究
Project/Area Number |
18360185
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
高橋 修 Future University-Hakodate, システム情報科学部, 教授 (60381282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 剛 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (60404802)
佐藤 仁樹 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (30360001)
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Keywords | ペアリング暗号 / アドホックネットワーク / ネットワークセキュリティ / セルフィッシュノード / セキュリティ |
Research Abstract |
今年度は以下の検討を進めた. ユビキタスセンサーネットワークの要素技術として,ペアリング暗号を利用した暗号プロトコルとその高速実装を研究した.具体的には,1.センサーノードATmega128L上においてペアリング暗号の高速実装,2.公開鍵証明を利用しないハイブリット型の署名付暗号化方式の提案,3.RFIDシステムのタグとデータベース相互間の同期問題に関する考察を行った. また,モバイルアドホックネットワークのセキュリティに関して,攻撃ノードが行いうる動作を網羅的に定義し,その高精度な検出方式として,周辺ノードの目撃情報を利用する方式を提案し有効性を定量的に示すとともに,エンドーエンド間で効率良く情報を相手先まで配信するためにマルチパスを利用した経路構築方式とパケットスケジューリング方式,ネットワークコーディングによる誤り制御方式などにっいても検討した. 更に,インターネットの複雑な挙動をモデル化するために,適応的特徴空間構築方式を提案し,多次元連続状態の強化学習に適用した.これにより,非線形関数を関数近似するための最適な特徴空間を構築できること,および環境の変化に応じて特徴空間を柔軟に再構築できることを示した.
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Research Products
(18 results)