2008 Fiscal Year Annual Research Report
強誘電性液晶を用いた光ネットワーク用多チャンネル光スイッチシステムの研究
Project/Area Number |
18360189
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
中神 隆清 Kanagawa Institute of Technology, 工学部, 教授 (20267636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇野 武彦 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (50257408)
中津原 克己 神奈川工科大学, 工学部, 准教授 (70339894)
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Keywords | 光ネットワーク / 光スイッチ / 導波路スイッチ / 液晶スイッチ / 光導波路 / 液晶クラッド / 強誘電性液晶 |
Research Abstract |
本研究は、強誘電性液晶の光学異方性による大きな屈折率変化と双安定性(自己保持特性)を利用した新規な位相可変光導波路を実現し、これを用いて光ネットワークのノードシステムに適用しうる超小型な多チャンネル光スイッチを開発することを最終目的とする。本研究は新規な材料を用いた光スイッチを対象とするので、着実な技術の積み上げが必要である。本申請研究では、実用化の見通しを得るための種々の研究課題について3カ年計画で研究を進めてきた。 本年度は最終年度として、これまでの研究を継続するとともに、最終目標である光スイッチの多チャンネル化を視野に入れて下記研究課題を行った。 (1)単位光スイッチの小型化 前年度までの実績を踏まえ、 SiO_2とHFO_2基板を用いて2×2単位光スイッチのさらなる小型化 (2)単位スイッチを複数接続した多チャンネル光スイッチの実現 4チャンネルを目標として、構成法、集積化法等について研究を進め、最終的にスイッチ3段を用いた2×8スイッチを試作した。 (3)試作スイッチを用いた信号伝送実験 上記までの試作スイッチを用いて実際にディジタル信号を伝送し、システム特性を測定する。
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Research Products
(2 results)