2008 Fiscal Year Annual Research Report
光空間通信型三次元センサネットワークによるユビキタス情報環境
Project/Area Number |
18360197
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
佐藤 宏介 Osaka University, 基礎工学研究科, 教授 (90187188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日浦 慎作 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (40314405)
岩井 大輔 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (90504837)
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Keywords | センサネットワーク / 三次元位置計測 / 三次元画像計測 / ZigBee / 光空間通信 / 光タグ |
Research Abstract |
平成20年度研究成果は、平成19年度の、CMOSカメラと無線ネットワークモジュール、無線カメラモジュール導入のプリント基板化センサーノードの第二次試作を受け、計算量の多く消費電力が伴うカメラ搭載をなくすべく、省電力の光到達方向センサの開発とそれを組み合わせたマルチホップ無線機能を有する通信小型USBスティック型のセンサノードの第三次試作を行った。投光LEDにベースキャリア変調を施した上で指数関数に従った強度変調を施し、それを3方向2値型ホトダイオードアレイで受光し、その受光パルス幅から光到達方向を得るアルゴリズムを考案し、テストベッド実験からその計測精度とコンピュータ処理量を明らかにした。次に、空間中に自由移動しつつスリット光投影から対象物体の立体形状を復元するアルゴリズムを開発し、移動体に搭載するセンサノードを想定して、小型1次元レンジファインダの用いたハンディ型3次元形状計測装置を実装し、その精度検証を行った。 平行して、掌のシルエットを実対象やパソコンのデスクトップ画面上に投影・重畳することで制御を行うシルエット投影型インタフェースシステム、ヘラ等の道具型をして握りのセンシングにより、インタフェース機能が動的に切り替えられる機能適応型インタフェースデバイス、ユーザーの指先が接触しつつ面方向に応力を加える際の押圧方向の取得を爪の色変化の画像計測から主成分分析を用いて認識する指押圧方向認識システム他、多数のユビキタス情報環境の要素技術を開発した。これらには、光投影インタフェースの実装に不可欠な基盤技術である色再現において、物体面上のハイライトを複数プロジェクタで解消できる補完アルゴリズム、近接光学シースルー複合現実感ディスプレイで補正アルゴリズムの開発が含まれる。
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Research Products
(6 results)