2006 Fiscal Year Annual Research Report
強震継続時間の構造物損傷への影響を考慮した地震動強度指標の検討と被害予測への応用
Project/Area Number |
18360215
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
杉戸 真太 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (60115863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 教授 (20222200)
八嶋 厚 岐阜大学, 工学部, 教授 (90144394)
古本 吉倫 岐阜大学, 工学部, 助手 (90303510)
久世 益充 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (30397319)
岩本 政巳 名古屋工業大学, 工学研究科, 助教授 (60232716)
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Keywords | 強震動 / 地震動の継続時間 / 地震被害予測 / 海溝型巨大地震 / 履歴エネルギー |
Research Abstract |
本年度(〜平成19年3月31日)の研究実施計画 平成18年度においては、海溝型巨大地震による強震動の特徴とその工学的表現法について、様々な観点から検討を行うとともに、種々の構造系の損傷に対する強震継続時間の影響の違いについて明確にした。具体的に、以下の項目について実施した。 (1)海溝型巨大地震による強震動の算定と過去の強震記録との比較検討 震動継続時間の定義に関しては、構造物の履歴エネルギーに着目するなど様々な検討がなされてきている。本検討では、地震動の強さをその時刻歴の加速度パワーの観点からとらえ、パワーの時間軸上での集中度などから地震動を"強度"と"継続時間"の2つのパラメータで表現することを検討した。 (2)構造系の損傷度からみた強震継続時間の定義に関する検討 上記(1)の検討結果を踏まえ、各種構造形式毎に異なる強震継続時間の影響を明確にし、強震動の破壊力をその"強度"と"継続時間"の二つにより表現することを検討した。ここでは、自治体の地震被害想定で重要な検討事項となる(a)一般の木造家屋構造、多くの土木構造物の構造形式である(b)RC構造、を対象として、それぞれの構造形式の被害レベルを二つの地震動情報から推定する手法を検討した。 (3)強震継続時間を考慮した広域等価震度マップの作成 上記の研究成果に基づき、自治体等で実施されている広域被害予測に強震継続時間の影響を取り入れる方法について検討した。
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Research Products
(4 results)