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2006 Fiscal Year Annual Research Report

歴史遺跡情報を基礎とした長期安定性複合土材料の研究

Research Project

Project/Area Number 18360225
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

渡邉 邦夫  埼玉大学, 地圏科学研究センター, 教授 (00008880)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川上 英二  埼玉大学, 地圏科学研究センター, 教授 (50125887)
桑野 二郎  埼玉大学, 地圏科学研究センター, 教授 (30178149)
風間 秀彦  埼玉大学, 地圏科学研究センター, 教授 (40008868)
山辺 正  埼玉大学, 理工学研究科, 助教授 (40125894)
長田 昌彦  埼玉大学, 地圏科学研究センター, 助教授 (00214114)
Keywords歴史遺跡修復 / 日干しレンガ / 長期安定性 / 複合土材料 / 蒸発 / 塩分析出 / シルクロード
Research Abstract

本年度の研究では、まず現地調査をシルクロード仏教遺跡であるタジキスタン、アジナテパ遺跡及び、イラン、チョガザンビール遺跡で行った。アジナテパ遺跡の調査はユネスコと協力した。アジナテパ遺跡の調査研究では、実際の歴史的な日干しレンガ材料の試料採取を行なうと共に、塩分析出による劣化状況を調べた。また、写真測量の技術を用いて遺跡の残存状況を3次元映像として記録する技術の適用を試み、良い成果を得た。この映像化のため、新たにトータル・ステーションを購入した。イラン、チョガザンビール遺跡では、劣化状況の評価を行い、また日干しレンガ試料の採取を行なった。さらに、ユネスコ及び従来から地圏科学研究センターが学術交流協定を結んでいるイラン文化観光省遺跡・遺物修復センター(RCCCR)などと共催で遺跡修復技術者に対するセミナーを行なった。これら2つの遺跡及び、以前から研究を進めているイラン、バム遺跡から採取した日干しレンガ試料の透水性評価を試みたが、試料を飽和させる過程で激しくスレーキング崩壊を起こし、精度の良い測定は困難であった。この結果を踏まえて次年度は、透気試験を行なって評価する予定である。日干しレンガ材料の劣化を促進する塩分析出では、蒸発量が大きな影響を与えており、蒸発を軽減する事で長期安定性が増加する事が明らかとなった。従来、地圏科学研究センターで開発し現場計測に用いていた蒸発計は、計測された温度や空気湿度から蒸発量を計算するためのパソコンが必要であり、現場使用が難しかった。そのため、新たに、携帯型蒸発計の開発を行ない、室内実験でその計測精度を検証した。次年度以降の現場計測を行う準備が出来た。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] イラン、バム遺跡の修復に向けた国際協力2007

    • Author(s)
      渡邉邦夫, 長田昌彦, 小口千明
    • Journal Title

      地盤工学会誌 55

      Pages: 15-17

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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