2006 Fiscal Year Annual Research Report
駐車プライシングによる都市公共交通支援施策の最適化と公共受容
Project/Area Number |
18360242
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
松本 昌二 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80115120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 健蔵 東京女子大学, 文理学部, 教授 (20197263)
佐野 可寸志 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (00215881)
土屋 哲 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (70422623)
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Keywords | 交通需要マネジメント / 環境政策 / 都市整備 / 交通工学・国土計画 |
Research Abstract |
1.平成18年10月、イギリスのラフバラ大学、及びノッチンガム市役所・商工会議所等を訪問し、職場駐車場税(Workplace Parking Levy)の導入に向けた検討状況を調査し、まだ導入の結論が出ていないことを確認した。平成18年11月、オーストラリアのシドニー、メルボルン、パースの州政府、市役所を訪問し、中心部の駐車管理、駐車場税徴収の実態を調査した。特にパースでは、都心部駐車管理の考え方、駐車場税導入の経過、都心部の駐車場税と公共交通サービスの関連等、詳細な調査を行った。 2.欧米の都市における都心部駐車管理、駐車料金(税)の実態、及び駐車理論モデル、公共交通補助に使途を特定した地方税等について、本、論文、ウェブの資料を収集し、内容を検討した。また、バス、LRT等の公共交通整備の費用便益分析、利用可能性価値(オプション価値)について、文献調査を行った。 3.長岡市を対象として公共交通利用、駐車場税導入に関する公共受容モデルの開発を行い、取り纏めた。新潟市都心部の駐車場管理、駐車場税導入に対する意識調査を実施するために、調査票を設計し、平成19年3月、アンケート調査を実施した。平成20年度に、そのデータの統計的解析を行い、公共受容モデルの開発を行う。 4.わが国の路面電車(21都市)に関する輸送統計データを使用して、路面電車の輸送需要、性能について統計解析、需要モデルの開発を引き続き行った。フランス、イギリスのトラムの需要と比較した分析結果を取り纏めた。
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Research Products
(2 results)