2007 Fiscal Year Annual Research Report
駐車プライシングによる都市公共交通支援施策の最適化と公共受容
Project/Area Number |
18360242
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
松本 昌二 Nagaoka University of Technology, 工学部, 教授 (80115120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 健蔵 東京女子大学, 文理学部, 教授 (20197263)
佐野 可寸志 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (00215881)
土屋 哲 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (70422623)
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Keywords | 交通需要マネジメント / 環境政策 / 都市整備 / 交通工学・国土計画 |
Research Abstract |
1.平成19年7月、世界駐車シンポジウム(WPS2007、ペンシルバニア州立大学)に参加し、研究発表を行った。そこで得た情報をもとに、平成19年11月オランダ各都市を訪問して、駐車政策、駐車マネジメントの実情を調査した。12月に香港交通学会において研究発表を行った。 2.欧米の都市における都心部駐車マネジメントの実態、及び駐車理論モデルについて、資料収集を継続して行った。また、オーストラリアのパースの駐車政策について、情報収集を行った。 3.平成19年3月、新潟市都心部の駐車管理、駐車税導入に対する意識調査を実施した。そのデータの統計的解析を行い、公共受容の程度を把握し、構造方程式モデルによる公共受容モデルの開発を行った。市民は駐車マネジメントの必要性を認識し、駐車場税とその税収入のよる公共交通補助に理解を示していることが判明した。 4.わが国の路面電車(21都市)に関する輸送統計の時系列データを使用して、需要関数、費用関数を推定した。複数都市データをプールしたデータを使用して需要関数を推定し、運賃、運行回数に対する短期・長期の弾性値を求め、運賃、運行回数の変化に対する費用便益分析を行った。その結果、運行回数の増加よりも、運賃の低下の方が効率的であることが判明した。
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Research Products
(3 results)