2008 Fiscal Year Annual Research Report
駐車プライシングによる都市公共交通支援施策の最適化と公共受容
Project/Area Number |
18360242
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
松本 昌二 Nagaoka University of Technology, 工学部, 教授 (80115120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 健蔵 東京女子大学, 文理学部, 教授 (20197263)
佐野 可寸志 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (00215881)
土屋 哲 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (70422623)
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Keywords | 交通需要マネジメント / 環境政策 / 都市整備 / 交通工学・国土計画 |
Research Abstract |
1. 鉄道・バスなど公共交通投資の費用便益分析では、利用者の消費者余剰による利用価値、道路交通混雑の緩和等を便益としている.しかし、公共交通を現在は利用していなくても、将来は利用するかもしれないという利用可能性の価値である「オプション価値(Option value)」が存在する。そこで富山市のライトレールと地方鉄道を対象として、表明選択法(Stated Choice Method)を応用して消費者余剰、オプション価値の測定手法を検討し、実際に測定した。その結果、オプション価値は消費者余剰よりも大きな価値を持つことが判明した。 2. 都心部の駐車管理、駐車場税に関して新潟市とオーストラリア・パース市を比較する研究論文を共同で執筆し、2008年7月TDM会議(ウィーン)において発表した。 3. 昨年度のオランダに続いて、スイス・ベルンの都心部駐車マネジメントについて、実態調査、資料収集を行った。英国のノッティンガム市議会が2008年5月職場駐車場税(Workplace Parking Levy)の導入を決定したので、関連の情報収集を行った。 4. 日本の地方都市都心部でも適用可能な駐車マネジメント政策を追求して、長岡市都心部を事例として、駐車場マネジメントの導入手法、計画手法の検討を行った。
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Research Products
(3 results)