2008 Fiscal Year Annual Research Report
平面交差点の計画・構造設計と交通運用の一体的設計手法の構築
Project/Area Number |
18360248
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
尾崎 晴男 Toyo University, 工学部, 教授 (30204184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 英樹 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10212101)
大口 敬 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (90281245)
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Keywords | 交差点制御 / 車線数 / 幾何構造設計 / 信号制御 / インターグリーン時間 / ラウンドアバウト交差点 / 設計車両 / 無信号交差点 |
Research Abstract |
20年度は、以下の項目を中心に研究を進め、全体を取りまとめた。 1.設計車両、交差点構造と交通運用の最適デザイン手法 適切な交差点設計においては、流入部車線の選択行動が重要なファクタとなることを明らかにした。最左車線の利用率が低い交差点では、駐停車の行動が大きな影響を有しており、交通容量・安全性の指標を用いて得失の評価を行った。 2.交差部の制御方法の選択基準の構築 交差部の制御方法の選択における(1)信号制御、(3)無信号制御1(一時停止型)、(3)無信号制御2(ラウンドアバウト型)の3種類の制御方法の得失を分析した。過年度までの大交差点に加えて、比較的小規模の交差点における現地観測を行ってデータの解析をさらに進めた。各制御方法の評価基準としては、交通容量に加え、利用者の被る遅れ時間とNOxなどの環境負荷に着目した。その結果、交差交通量のバランスによって、適する制御方法を判定できることを示した。またこの際に、わが国とドイツの交差点設計のガイドラインを比較して、その長短も評価している。 さらに3年間の研究を取りまとめるにあたり、過年度の研究を増補することをねらい、わが国で急務となっている、現示切り替わりにおけるインターグリーン時間の設定方法を検討した。評価基準は動線交錯点通過時間差(PET)を取り上げた。10ヶ所の交差点における行動データの採取により、PETと幾何構造・信号制御パラメータとの関係を明らかにした。
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Research Products
(3 results)