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2006 Fiscal Year Annual Research Report

木質軸組戸建住宅用制振壁の開発とその評価法・設計法の提案

Research Project

Project/Area Number 18360260
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

坂田 弘安  東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 助教授 (80205749)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 昌宏  東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 研究員 (80420298)
Keywords木質軸組住宅 / 制振壁 / 粘弾性体ダンパー / 摩擦ダンパー / 振動台実験 / 2層試験体 / 接合部の力学的挙動
Research Abstract

以下の2点を行った。
(1)木質住宅の力学的挙動の把握とその性能評価法に関する研究開発
接合金物を用いた木質戸建軸組住宅の力学的挙動を把握し,その性能評価法を開発した。柱・横架材接合部実験を行った。接合部には全て短ほぞを用いた。引張実験,せん断実験,曲げ実験を行った。引張実験では,かすがい併用,ホールダウン金物併用,内使いL型金物併用,2枚ハンチ型金物併用,1枚ハンチ型金物併用の5種の試験体を用いた。せん断実験では,短ほぞのみ,かすがい併用,内使いL型金物併用,2枚ハンチ型金物併用,1枚ハンチ型金物併用の5種の試験体を用いた。曲げ試験では,短ほぞのみ,かすがい併用,ホールダウン金物併用,内使いL型金物併用,2枚ハンチ型金物併用,1枚ハンチ型金物併用の6種の試験体を用いた。これらに対して繰り返し載荷実験を行いその履歴特性を把握した。
(2)木質住宅における制振システムの性能評価法と設計法に関する研究開発
制振ダンパーを組み込んだ制振壁を作成し強制変位動的載荷実験を行って,その動的挙動を把握した。試験体は,3Pとし,高さは2730mmとした。制振ダンパーとしては,速度依存型ダンパーとして粘弾性体を用いたもの,変位依存型として摩擦ダンパーを用いたものを用意した。木質架構壁のシアリンク機構を利用して,架構内に取り付けだダンパーに変形を生じさせる機構となっている。シアリンクを成り立たせるために,K型ブレースを用いた。強制変位動的載荷は,制振架構を導入した木質住宅の履歴の骨格曲線を仮定し,そのモデルの等価周期から振動数を決定して行った。また本制振壁を組み込んで振動台実験を行うことにより、実験結果から本制振壁の有効性を示した。

  • Research Products

    (6 results)

All 2007 2006

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発の経過報告 その19連梁効果に関する検討2007

    • Author(s)
      坂田弘安, 笠井和彦, 大木洋司, 松田和浩
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2構造II(掲載決定)

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発の経過報告 その20内外装材に着目した2層木質制振架構の振動台実験計画2007

    • Author(s)
      和田和浩, 笠井和彦, 坂田弘安, 大木洋司
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2構造II(掲載決定)

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発の経過報告 その21内外装材に着目した2層木質制振架構の振動台実験結果2007

    • Author(s)
      大木洋司, 笠井和彦, 坂田弘安, 松田和浩
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2構造II(掲載決定)

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発2007

    • Author(s)
      笠井和彦, 坂田弘安, 大木洋司, 和田章
    • Journal Title

      首都圏大震災軽減のための実践的都市地震工学研究の展開 平成18年度成果報告シンポジウム予稿集

      Pages: 97-102

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発の経過報告 その17 2層木質制振架構の振動台実験2006

    • Author(s)
      松田和浩, 笠井和彦, 坂田弘安, 大木洋司, 和田章, 中山一孝
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2構造II

      Pages: 851-852

  • [Journal Article] 財産保持に優れた制振住宅に関する開発の経過報告 その18 平面フレームの地震応答解析2006

    • Author(s)
      西原耕作, 松田和浩, 笠井和彦, 坂田弘安, 大木洋司, 和田章, 中山一孝
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2構造II

      Pages: 853-854

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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