2007 Fiscal Year Annual Research Report
バーチャル都市モデルによる持続可能な都市エネルギーシステム構築シナリオの策定
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18360273
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
下田 吉之 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (20226278)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 稔 大阪大学, 名誉教授 (30029269)
鳴海 大典 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教 (80314368)
山口 容平 サスティナブルサイエンス研究機構, 特任助教 (40448098)
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| Keywords | 都市計画 / 新エネルギー / 省エネルギー / 地球温暖化緩和策 / エネルギーフロー / 家庭部門最終需要モデル |
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| Research Abstract |
1.昨年まで開発してきたモデルの改良として、家庭部門に関しては機器のエネルギー効率、住宅断熱の経年変化を扱うストックモデルを開発し、国内各地域の都市、あるいは日本全体の評価が出来るように改良をおこなった。また、ヒートポンプ型給湯器、各種コージェネレーション、太陽電池、太陽熱温水器を評価できるモデルを構築し、その効果、都市における最適導入シナリオをシミュレーションにより明らかとした。業務部門については、モデルの見直しを実施するとともに、本研究で開発した「地域類型モデル」をベースに、シミュレーション入力条件についての実態調査を含む大阪市のモデル化をおこない、地域類型別にエネルギー消費を推計し、また、その改善効果をシミュレーションにより推計した。また、シミュレーション結果を環境効率の観点から評価できる指標の開発をおこなった。
2.従来検討してきた大阪市と別に、ベッドタウン的特性の高い近郊都市の代表として大阪府豊中市を選び、現状を再現するモデルの作成および中長期のエネルギー消費削減対策シナリオを評価するシミュレーションをおこなった。
3.これらの評価結果を用いて、大阪市のエネルギーフロー図を作成し、エネルギーフロー全体がもたらず化石燃料資源の消費や二酸化炭素排出量、大気汚染物質排出量、潜熱・顕熱別人工排熱排出量などの環境影響を推計し、またエネルギーフローをエクセルギーフローに換算して、エネルギーフローの評価のあり方にも考察を加えた。
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