| Research Abstract |
A.ストック利用型の地方都市中心地区再生の海外先進事例に関する分析と「地方都市再生計画策定シナリオ」の作成 ・18年度の欧州に続き,19年度は,アメリカで建築ストック再生事業が進んでいる地方自治体計4都市を対象として,公共投資,法制度の実際の運用,民間による投資とその具体的な効果-生活環境の質的改善と産業の構造転換一の評価を行った。具体的には,コンバージョンに積極的に取組んでいるニューヨーク,カンザス,ニューオルリンズ,ミルウォーキー各市でのプロジェクト関係者への聞取り調査,プロジェクト現地調査,図面資料収集等を行い,その結果を整理した。
・18年度からの上記調査研究,即ち欧州及びアメリカの調査内容をとりまとめ,地方都市再生の要件を,主として法制度,政策の面から明確化した。
B.コンバージョンの可能性を経済合理性から判定できる手法に関わる調査分析
18年度に行った国内各地域での調査結果に基づき,地方自治体別の建築ストックの状況,コンバージョン実績,誘導政策の有無等の整理を行い,地域差を明らかにした。また,首都圏で政策的な支援を受けずに行われている居住系コンバージョンー日本橋エリアの空きオフィスのコンバージョン,首都圏全域での空き家のゲストハウスへのコンバージョンーを対象に,関係者へのお聞き取り調査,プロジェクト現地調査を実施し,その経済的な成立基盤を明らかにした。18年度に行った国内各地域での調査結果に基づき,地方自治体別の建築ストックの状況,コンバージョン実績,誘導政策の有無等の整理を行い,地域差を明らかにした。また,首都圏で政策的な支援を受けずに行われている居住系コンバージョンー日本橋エリアの空きオフィスのコンバージョン,首都圏全域での空き家のゲストハウスへのコンバージョンーを対象に,関係者へのお聞き取り調査,プロジェクト現地調査を実施し,その経済的な成立基盤を明らかにした。
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