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2006 Fiscal Year Annual Research Report

超高層集合住宅の竣工後における建設リスク管理に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18360291
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

金多 隆  京都大学, 国際融合創造センター, 助教授 (10301243)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古阪 秀三  京都大学, 工学研究科, 助教授 (60109030)
大崎 純  京都大学, 工学研究科, 助教授 (40176855)
原田 和典  京都大学, 工学研究科, 助教授 (90198911)
Keywordsリスク / 集合住宅 / 建築工事 / クレーム / 瑕疵
Research Abstract

建物の発注者は企画,設計,施工などの段階におけるリスクのみならず,竣工後の居住者からのクレームや建築物の維持保全段階の問題を重要視している。竣工後におけるリスクについても事前に予測し,対策を講じることは,発注者にとって重要である。しかし,竣工検査は発注者が中心となって行われ,内覧会は引渡し前に居住者を招いて行われるため,各々のクレームを生起する主体が異なる。また,それぞれの入居者の間にも見解の違いなどが存在しており,個人差から発生するクレームが様々な傾向をみせている。しかも,同じ居住者からのクレームも入居前クレームと入居後のクレームが異なることもあるなど不規則な性格が強く,事前に対策を満ずることが非常に難しいなど,他のリスクと異なる特徴が多い。クレームは居住者との関わりも含めて過去の経験として発注者の記憶に蓄積されるため,各クレームについての過剰対応や過小評価など,様々な心理的要因が作用し,正確なクレームの捉え方ができていない可能性もある。クレームへの適切な対策を実行するには,発注者のクレームに対する心理内容を分析し,心理的な要因を極力排除したクレームの発生の予測に基づく企画・設計段階からのリスクマネジメントの実行と,実際に発生するクレームへの対応を行う必要がある。
そこで,今年度は超高層集合住宅の竣工検査,内覧会,定期点検における資料を用いて,設計・施工に関わる技術的な問題や居住者からのクレーム,維持保全に関する問題を具体的に抽出した。また,それらをリスク発生基本原因によって分類し,リスクを体系化した。
さらに,クレームの発生確率についての発注者の捉え方の特徴を分析し,クレームの発生に対する適切な予測と対応の方法について提案した。そして,分析結果に基づいて,クレームに特化したシステムを提案し,既存のリスクマネジメントシステムにフィードバックを行った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Development of Risk Management System of Project Life Cycle for Super-Highrise Residence2006

    • Author(s)
      Shuzo Furusaka, Makoto Ohsaki, Kazunori Harada, Sohsuke Arai, Motohiko Yokose, Takashi Kaneta, Hideki Kashii, Katsuki Nakazono, Norikazu Katoh
    • Journal Title

      Proc. of ISARC 2006 Tokyo

  • [Journal Article] Development of quantitative risk management system for super-highrise residence project2006

    • Author(s)
      Shuzo Furusaka, Makoto Ohsaki, Kazunori Harada, Sohsuke Arai, Motohiko Yokose, Takashi Kaneta, Hideki Kashii, Katsuki Nakazono, Norikazu Katoh
    • Journal Title

      Proc. of Joint CIB W65/W55/W86 Symposium

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2012-10-02  

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