2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Comparative Study on Urban Tissues and Town House in Asian Cities
Project/Area Number |
18360295
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
FUNO Shuji The University of Shiga Prefecture, 環境科学部, 教授 (50107538)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | アジア / 都市組織 / 都市住宅 / 街区 / ショップハウス / 植民都市 / 都城 / グリッド |
Research Abstract |
本研究は、アジア諸都市における都市組織と都市住宅のあり方を、臨地調査によって明らかにし、一定の型の形成とその変容について体系的に明らかにすることを大きな目的にしている。 アジアの諸都市についての欧米における研究は極めて薄い。アジアの数多くのユニークな都市の空間構成を明らかにすること自体に大きな意義があり、さらにアジア都市研究の体系化への道筋を示すことが本研究の大きな役割である。我が国におけるアジア都市研究の基礎を固めるとともに、その水準を世界に示すことが第一のねらいである。 一方、本研究はもとより歴史研究にとどまるものではない。植民地化のインパクトとその後の変化がより大きなテーマである。都市の形成、変容、転成の過程を、都市組織、都市住宅のあり方に即して明らかにすることは、個々の都市におけるこれからの都市住居あるいは街区のあり方を考えるための大きな手掛かりである。都市組織と都市住宅の関係を明らかにすることによって、スラバヤ・エコハウス以来追求してきたエコハウス、エコ街区モデルへの展開を考えるのが本研究のユニークな点と考える。
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