2007 Fiscal Year Annual Research Report
住環境の特有価値の創出を目指したコミュニティ参画に基づく地域再生の実践的研究
Project/Area Number |
18360296
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Research Institution | Kobe Design University |
Principal Investigator |
齊木 崇人 Kobe Design University, デザイン学部, 教授 (90195967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土肥 博至 神戸芸術工科大学, 芸術工学研究科, 教授 (90015800)
杉本 正美 神戸芸術工科大学, 名誉教授 (40081492)
上原 三知 信州大学, 農学部, 助教 (40412093)
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
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Keywords | 特有価値の創出 / 地域再生 / コミュニティ参画 / 田園都市思想 / 大学公開講座 / 実践的研究 / ワークショップ / コミュニティマネージメント |
Research Abstract |
本研究は、新しく計画される住宅地(「ガーデンジティ舞多聞」)の実践において、大学が「住環境の特有価値の創出」を主課題とした「公開講座」「ワークショップ」を継続的に開催し、居住者の「コミュニティデザイン」「空間デザイン」「コミュニティマネージメント」のサポートを行い、そのプロセスを新しい居住環境づくりの手法として体系化し、既存ニュータウン地域の再生へと展開させることを目的としている。平成19年度の研究実績を以下に記す。 1.「ガーデンシティ舞多聞」の実践 第一工区(みついけプロジェクト)及び第二工区(みついけ南プロジェクト)では、主に「コミュニディマネージメント」を実践。具体的には、「ルールの活用」「共有財産の運用・管理」「自治会設立準備」「住民間の交流を目的としたイベント」が挙げられる。 最終工区(てらいけプロジェクト)は、大学から前記2工区の経験を生かした「空間・コミュニティデザイン」案を提案。またニーズを把握するためのアンケート調査も実施。居住者の居住環境づくりに対する眼差しを育むことを目指した緑地管理のワークショップは、6、12月の計2回開催。 2.現地調査 国外調査はドイツ、イタリア、アメリカで行った。ドイツでは、エコロジカルな「空間・コミュニティデザイン」の先駆例のカッセルを調査。イタリアではヴェネチアの都市部の空間構成原理を把握。アメリカでは、「田園都市思想」以前と以後の住宅地開発の事例を調査。以前の事例では、チェスナットヒル、リバーサイド、以後の事例では、セントフランシスウッド、ヨークシップビレッジ、サニーサイドガーデンズ、ラドバーンを調査した。 3.学会等における発表 研究成果の発表は、「日本計画行政学会/ニュータウンの生と死」(6月)、「「まちとライフスタイルの明日を探る」セミナー(第1回)エリアマネジメントと新しい郊外都市」(9月、(財)千里国際情報事業財団まちづくりセミナー事務局主催)等にて行った。
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Research Products
(10 results)