Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
交流電源を用いた新規な静電噴霧沈着装置を開発し、操作条件を変化させて白金担持カーボンナノ構造粒子の合成を行った。合成実験は、エタノール溶液に塩化白金酸を溶解させ、さらに一次粒子径が100nm程度のカーボンブラックをその溶液に分散させて、原料溶液を調製した。この溶液をシリンジポンプにより金属製ノズルに定常的に供給し、金属ノズルには交流の高電圧が印加されて、その先端にコーンジェットを形成させて原料溶液をエアロゾル化させた。このエアロゾルを高温の電気炉を通すことにより白金担持カーボンナノ構造粒子の合成に成功した。