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2007 Fiscal Year Annual Research Report

連鎖地図ベースでのハイマツ・キタゴヨウ交雑帯の解析

Research Project

Project/Area Number 18370033
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

綿野 泰行  Chiba University, 大学院・理学研究科, 教授 (70192820)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶田 忠  千葉大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (80301117)
朝川 毅守  千葉大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50213682)
津村 義彦  独立行政法人森林総合研究所, 森林遺伝領域, 室長 (20353774)
Keywords連鎖地図 / EST / AFLP / ハイマツ / キタゴヨウ / 浸透性交雑
Research Abstract

本研究では,連鎖地図ベースで,ハイマツとキタゴヨウの交雑体における遺伝子浸透のパターンを解析することを目的とする。裸子植物の種子の胚乳は雌性配偶体であるため,1個体から得られた種子における対立遺伝子の1:1での分離を利用して,連鎖地図の作成が可能となる。連鎖地図作成のための分子マーカーとしてESTマーカーとAFLPマーカーを用意した。ESTマーカーは,62個の作成に成功した。そのうち21個は,テーダマツの連鎖地図における位置がわかっており,両者の連鎖群の対応付けに利用できる。AFLPマーカーはRemington, et al.(1999)1こよって用いられた(E+3/M+4)の選択プライマー21組を用いた。
JoinMap4を用いてLOD7で連鎖地図を作成した結果,419個(うちEST57個)のマーカーを19の連鎖群に配置することができた。地図の推定長は1639cMであり,これはテーダマツ(1742cM)やヨーロッパアカマツ(1719cM)の結果にほぼ対応する。
テーダマツの連鎖群との対応についてはLG1-LG11の11連鎖群と対応をつけることができた。マーカーの並び順もほぼテーダマツと同じであり,マツ属のマツ亜属とストローブ亜属の間でシンテニーが保全されていることが判明した。
AFLPマーカーの連鎖群ごとの密度については,均等に分布しておらず,これはAFLPマーカーでアーティファクトを拾ってしまっている結果ではないかと考えられる。今後,AFLPについては再実験を行い,再現性の高いバンドのみを用いることによって,連鎖地図の信頼性の向上を図りたい。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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