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2006 Fiscal Year Annual Research Report

都市化社会において食行動の変容によって発現される機能的潜在性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18370101
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

中村 晴信  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10322140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 哲也  神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
川畑 徹朗  神戸大学, 総合人間科学研究科, 教授 (50134416)
甲田 勝康  近畿大学, 医学部, 助教授 (60273182)
沖田 善光  静岡大学, 創造科学技術大学院, 助手 (60270310)
Keywords食事制限 / 都市化 / 食行動
Research Abstract

摂取エネルギーを30-50%制限し、ビタミンや無機質は制限しない食事制限を行うことにより、寿命延長や老化関連疾患の制御等の効果が、これまで主に動物実験において種々報告されてきた。食事制限は生体にとっては栄養ストレスであり、狩猟採取の時代に少なからず経験した飢餓と類似した状態であるといえる。ヒトはこのような栄養ストレスに適応して自らの種を維持してきた。一方、狩猟採集の時代と異なり、現代は都市化社会という人工環境下にあり、食材も容易に確保できるようになった。このような環境下において食事制限を実施した場合、生体にみられる反応は現代の環境においても適応的であるのかどうか、明らかにする必要がある。また、本来ヒトの機能は自然環境に適応的であるが、現代の都市化杜会のような人工環境下においては、もはや自然環境に適応するために保持していた機能は、潜在的には所持しているものの、通常生活においては発現されないままであることが多い。そのような機能的潜在性を測定する指標は種々考えられる。
そこで、本年度は、ヒトの食行動に関する文献学的検討を行うとともに、ヒトの心理的指標について、唾液アミラーゼをストレスの指標として、その手技の確立を行った。ヒトの食行動を促す選択動機としては、空腹感の有無だけではなく、社会、文化的要因も複雑に関係していることが従来の報告より示唆された。さらに、食事を選択する際のこれらの各条件の変化を鋭敏に反映する手段として、唾液アミラーゼを指標としてストレス測定を行い、唾液アミラーゼは生活上の様々な諸条件に従い変動することが確認された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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