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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ソバ二花柱型自家不和合性の分子機構の解明とその進化学的解析

Research Project

Project/Area Number 18380006
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

大西 近江  京都大学, 農学研究科, 教授 (20109044)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安井 康夫  京都大学, 農学研究科, 助手 (70293917)
大田 竜也  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 助教授 (30322100)
森 正之  石川県立大学, 生物資源工学研究所, 助教授 (00320911)
Keywords二花柱型自家不和合性 / 他殖性 / 自家不和合性 / 自殖ソバ / ポジショナルクローニング / 生殖様式
Research Abstract

1.BACライブラリーのスクリーニング、及びマッピング
cDNA-AFLPを用いることにより、約4000個体からなるマッピング集団において二花柱型自家不和合性遺伝子(S遺伝子)と完全に連鎖するDNAマーカーを発見した。このDNAマーカーを足がかりにクロモソーム・ウォーキングを進め、29個のBACクローンからなるコンティグを作成した。これらのBACクローン群がS遺伝子をカバーしていることを確認するため、新たに4800個体のマッピング集団を作成し、個体ごとにDNAを抽出し、コンティグの両端に作成したDNAマーカーを用いてマッピングを行った。残念ながらS遺伝子の極近傍での組み換えを検出することが出来なかったため、S遺伝子をカバーしているかどうかを確認することは出来なかった。今後、調査する個体数をさらに増やす必要がある。
2.相補実験
相補実験を行うため、ソバの形質転換系の確立を目指した。まず、すでに発表されているアグロバクテリウムのimplant法を試みた。これまでに親個体へのアグロバクテリウムの感染は確認できたが、次世代での形質転換個体を得るには至っていない。またソバの葉組織の脱分化一再分化系にアグロバクテリウムを感染させ、形質転換体の作出を試みた。これまでにハイグロマイシン耐性の形質転換カルスを得ており、現在、再分化個体の作成を目指しいる。
3.cDNAライブラリーの作成
ソバの花器には蜜成分などの糖が多く含まれるため、純度の高いmRNAの抽出が非常に困難であった。複数の手法を試みた結果、CTABを用いた手法により花器官や雌しべから純度の高いmRNAの抽出が可能となった。これまでに雌しべを500本から5μgのmRNAを抽出し、cDNAへの逆転写を完了している。今後適当なベクターと組み合わせてライブラリーとする予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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