2007 Fiscal Year Annual Research Report
近縁野生種からの染色体断片導入系統を用いたトマト第8染色体の解析
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18380016
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
金山 喜則 Tohoku University, 大学院・農学研究科, 准教授 (10233868)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 英樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (20197164)
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| Keywords | トマト / 糖 / 染色体 / 糖度 |
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| Research Abstract |
多様な有用遺伝子を有する近縁野生種などの遺伝子を、通常の交雑によって導入する場合、栽培品種にとって不良な形質に関わる染色体領域が混入する問題がある。このような問題を解決する一つの方法として、染色体断片導入系統(Introgression Line; IL)の利用がある。本研究の目的は、第8染色体における染色体断片導入系統の一つ、IL8-3における収量および糖度の増進に関わる形質の解析を行うとともに、第8染色体に関わる有用遺伝子座を吟味することである。材料には、染色体断片導入系統の親系統である加工用栽培品種のSolanaum lycopersicum M82と、有用形質をもつ近縁野生種Solanum pennellii(LA716)の染色体断片を第8染色体に導入した系統であるIL8-3のホモ個体(IL8-3)およびヘテロ個体(ILH8-3)を用いた。本年度は、高糖度に関わる遺伝子の探索を行ったところ、M82系統とIL8-3系統において発現差のある遺伝子がいくつか得られた。その中には、炭水化物代謝に関わる数種の遺伝子が含まれており、IL8-3系統における発現の増加が示された。さらに、高糖度および多収量に関わる遺伝子のマッピングを進めるために、M82とIL8-3のF2個体をは種し、IL8-3領域の両端に位置するDNAマーカーであるTG510とCT68などを用いて、組換えの生じた個体の選抜を進めた。
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