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2006 Fiscal Year Annual Research Report

エピジェネティクス系による動脈硬化の制御と食事による介入

Research Project

Project/Area Number 18380083
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

今泉 勝己  九州大学, 大学院農学研究院, 教授 (90037466)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 匡夫  九州大学, 大学院農学研究院, 助教授 (90294909)
Keywordsエピジェネティクッス / 代謝的刷り込み / 動脈硬化 / 脂肪肝 / 脂肪酸合成酵素 / プロモーター領域 / DNAのメチル化
Research Abstract

離乳期のラットにコレステロール生合成の前駆体であるメバロン酸を多く含む食事を与えると、成長後の肝臓トリアシルグリセロール(TG)量が低下する刷り込み効果を示す。当研究室では、これが肝臓の脂肪酸合成酵素(FAS)発現の長期的な抑制の結果であるということを示してきたが、詳細は不明である。そこで、本研究ではメバロン酸がエピジェネティックな発現抑制機構であるDNAメチル化に及ぼす影響について、HepG2細胞を用いて検討した。
HepG2細胞を3mMメバロン酸存在下で培養する群(Meva)と通常培地で培養する群(Control)に分けて36時間培養後、両群とも36時間通常培地で培養した。細胞からDNAを抽出し、メチル化特異的PCR法により、FASの転写調節領域であるSRE(Sterol Regulatory Element)近傍のメチル化状態を評価した。さらに、Bisufite sequencing法により、先の領域について、詳細なメチル化プロフィールを解析した。
HepG2細胞ではメバロン酸刺激によりFASのmRNA発現量および活性の低下が示された。また、MSP法により、Control群のSRE近傍は非メチル化状態にあるが、Meva群では非メチル化DNA、メチル化DNAの混在が示された。さらにBisufite sequencing法により、Meva群のSRE近傍はControl群と比較して、高メチル化状態にあることが示された。
現在、このメチル化の状態をin vivoで確かめるために、離乳期のラットのメチル化状態を測定中である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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