2007 Fiscal Year Annual Research Report
資源循環型畜産・酪農存続のためのバイオガスシステム導入の複合的評価分析
Project/Area Number |
18380135
|
Research Institution | Rakuno Gakuen University |
Principal Investigator |
市川 治 Rakuno Gakuen University, 酪農学部, 教授 (20212988)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 准一 酪農学園大学, 環境システム学部, 教授 (60048121)
干場 信司 酪農学園大学, 酪農学部, 教授 (90111161)
發地 喜久治 酪農学園大学, 酪農学部, 教授 (40244842)
志賀 永一 北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (50235511)
淡路 和則 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (90201904)
|
Keywords | 共同利用型バイオガスシステム / システムの経営収支分析 / バイオガスの活用実態 / 生物脱硫装置の設計 / 海外バイオガスシステムの調査 / 大規模共同型バイオガス発電システム |
Research Abstract |
本研究では、酪農・畜産にバイオガス利用システムを導入している国内外の実例の実態調査とバイオガス施設を導入している試験的研究や大学での実験分析を通じてバイオガスシステムの複合的評価分析を行うものである。 これに基づいて、国内共同利用型バイオガスシステムの事例を2ヶ所、海外事例を2ヶ所、また試験研究の成果とガス活用方法を検討した。具体的には、国内では、本格的に稼動して1年余を経過した山鹿市共同利用型バイオガスシステムの各施設の稼働状況、経営・管理運営状況、特にシステムの経営収支分析を行い、課題があるが、収支の改善が進んでいる。また、鹿追町でも十勝はじめての共同利用型バイオガスシステムが稼働して成果を上げつつある。加えて、十勝での消化液利用状況のアンケート調査を行い、肥料効果等が明確になってきていることを明らかにした。さらに、この他、バイオガスの活用実態分析と生物脱硫装置の設計のあり方などの技術的な評価検討を行った。海外バイオガスシステムの調査ではスエーデンでのガス浄化と車両燃料としての利用実態と、中国でのバイオガスシステムの動向及び新彊迪〓徳乳牛場の大規模共同型バイオガス発電システムが国の支援で展開しつつある現状把握と考察をし、その評価検討を行った。
|
Research Products
(7 results)