2008 Fiscal Year Annual Research Report
センサネット技術を利用した寒冷地土壌表層における面的な水循環変動プロセスの解明
Project/Area Number |
18380140
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
溝口 勝 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 教授 (00181917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沖 一雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (50292628)
登尾 浩助 明治大学, 農学部, 教授 (60311544)
西村 拓 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40237730)
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Keywords | センサネット / 土壌 / 寒冷地 / 水循環 / 地球観測 |
Research Abstract |
(1)フィールドサーバの保守(溝口)現地に設置してあるフィールドサーバが長期使用のため、一部稼働しなくなってきた。そこで、4月に現地に赴き、フィールドサーバを一旦回収し修理した。その後、7月に再設置して夏から年度末までの畑土壌中の土壌水分や地温等を観測した。再設置の際には、フィールドサーバに接続利用していた土壌水分センサーや温度センサーも破損していたのでこれらのセンサー類を交換した。 (2)畑全体の土壌水分モニタリング(溝口)昨年度Zigbee方式のセンサネットで土壌水分を測定を試みたが、安定した測定のためにはハードとソフトの両面で改善すべき点が多いことがわかった。そこで本年度は、データロガー方式によるより堅牢なセンサネットシステムを構築した。また、同時に圃場に気象計とWebカメラを新たに導入し、冬期(秋〜春)の畑における土壌水分の変化と気象、畑地表面の毎日の画像をモニターした。 (3)土地被覆率変化を考慮した表層土壌水分の動態モデル(西村、溝口)衛星データを用いて畑の土地被覆率変化を推定すると共に、傾斜地におけるキャベツ栽培を主とする嬬恋地区の土地利用の特性を考慮して、土壌侵食量の推定に用いられるWEPPモデルの適用の可能性を検討した。 (4)衛星を利用した畑地表層における面的な土壌水分の観測(登尾、沖、溝口)フィールドサーバによる現地データを検証する目的で、衛星リモートセンシングの手法により、畑地表層の土壌水分測定を試みた。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation] 農場環境センシングとe-agriculture2008
Author(s)
北本朝展,Laure FRACHET,Mark MATEO,溝口勝,木浦卓治,二宮正士,深津時広,平藤雅之,鳥谷均,安川雅紀,絹谷弘子,喜連川優
Organizer
情報とシステム2008
Place of Presentation
一橋記念講堂
Year and Date
2008-11-05
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