2007 Fiscal Year Annual Research Report
浸透圧受容、飲水量、体液量調節機構の分子・細胞・行動レベルでの解析
Project/Area Number |
18380175
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
澁谷 泉 Tottori University, 農学部, 教授 (50162649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 直樹 鳥取大学, 農学部, 准教授 (80301951)
山野 好章 鳥取大学, 農学部, 教授 (00182593)
浅野 淳 鳥取大学, 農学部, 准教授 (90312404)
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Keywords | 飲水 / 浸透圧 / 体液量 / 視索上覚 / 脳弓下器官 / パッチクランプ / Ca2+画像解析 / 行動解析 |
Research Abstract |
A.細胞生理学的解析 (1)ラット急性単離脳弓下器官ニューロンにおいて、アンジオテンシンIIの飲水刺激作用に拮抗する作用を有するANPはアンジオテンシンIIの[Ca^<2+>]_i上昇を抑制しないことが判明した。 (2)ラット急性単離視索上核ニューロンにおいて、PACAPによる[Ca^<2+>]_i上昇がカチオンチャネルブロッカーであるガドリニウムにより消失することが判明した。 B.分子生物学的解析 (1)ラット視床下部の視索上核(SON)より抽出したRNAを用いてRT-PCR法を行い、TRPV1mRNA発現について解析した。その結果、陽性対象である脊髄後根神経核(DRG)と比較すると発現レベルは低いものの、TRPV1mRNAの発現を確認することができた。 (2)TRPV1mRNAの各スプライシングバリアントについて、SONにおいて発現しているタイプを検索した。その結果、全長蛋白質をコードするタイプ(アクセッション番号:NM_031982)が発現していることがわかった。一方、浸透圧受容に重要な役割を果たしていると考えられている、アミノ末端欠失タイプのスプライシングバリアントの発現については、現在5'-RACE法などを用いて解析中である。
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