2007 Fiscal Year Annual Research Report
テロメア一本鎖突出末端G-tailの生物学的意義の解明と老化関連疾患への応用
Project/Area Number |
18390027
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田原 栄俊 Hiroshima University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00271065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清宮 啓之 癌研究会, 癌化学療法センター, 部長 (50280623)
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Keywords | テロメア / G-tail / テロメア結合タンパク質 / テロメラーゼ / 抗がん剤 |
Research Abstract |
本年度は、テロメアG-tailが、細胞の様々な機能における重要性について研究を進めるために、種々の細胞の老化のテロメアG-tailの短縮における機能解析を行った。 1.種々の細胞における細胞老化におけるテロメアG-tailの測定 ●血管内皮細胞HUVEC、繊維芽細胞、肝細胞などの老化細胞においてG-tailが短縮していることが明らかになった。 2.テロメラーゼによりテロメアを延長させ不死化させた細胞におけるテロメアG-tail長の測定 ●いずれのhTERT導入細胞で非導入の正常細胞に比べ顕著なG-tail 3.テロメラーゼでテロメアG-tailが延長された細胞の機能解析 ●G-tailが延長していた血管内皮細胞では、管腔形成、分化マーカーとも正常細胞に比べて更新がみられ、G-tail長の維持が細胞の機能維持にも重要であることがわかった 4.Tankyraseの各ドメインの重要性とG-tail長への影響 ●変異Tankyrase1によりTRF1のpoly ADPリボシル化なしにテロメア延長がおこることが明らかになった。 5.テロメラーゼ導入した乳腺上皮細胞のプロテオーム解析 ●hTERT導入細胞と非導入細部においてICATをもちいたプロテオーム解析を行い、テロメア延長に伴い変化するタンパク質を同定した。
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Research Products
(21 results)