2006 Fiscal Year Annual Research Report
周術期医療に関する大規模データベースの構築とデータ解析
Project/Area Number |
18390162
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
澤 智博 帝京大学, 国際教育研究所, 助教授 (50349247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入田 和男 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教授 (80168541)
津崎 晃一 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90138107)
森田 潔 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40108171)
中塚 秀輝 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70263580)
槇田 浩史 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (20199657)
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Keywords | 周術期医学 / 医療安全 / 医療情報 / データベース |
Research Abstract |
本研究の目的は、周術期インシデントデータベースを構築・運用し、医療における安全体制確保に寄与するITインフラストラクチャ及びその利活用の具体例を提示することにある。 本年度は、周術期インシデント大規模データベースを構築するにあたり、その要件定義、基本設計、プロトタイピングが主な研究実績であった。 (1)周術期インシデント大規模データベースシステムの設計・構築・運用:周術期インシデントデータベースの要件について、日本麻酔科学会が公開しているJSA麻酔台帳・手術管理システムに関する、システム仕様、マスター仕様、偶発症例提出データファイル仕様、病院情報システム連携仕様、自動麻酔記録装置等インターフェイス仕様を元に定義を行った。 データベース設計・実装については、日本麻酔科学会偶発症例提出データファイル仕様に基づきER図を作成し、解析用データベースとしての使用に耐えうるよう実装した。 (2)クライアントソフトウエアの改良:周術期合併症に関する項目について整理検討し、リスト化を実施した。また、合併症リストについてのデータ構造に関する基本設計を行った。 (3)データ処理・解析:データ処理・解析機能について、要件定義・基本設計を実施した。具体的には、施設に関する母集団情報、日本麻酔科学会偶発症例提出データファイル仕様に基づく、母集団データ(非インシデント症例データ)に関する集計式の仕様を定義した。更に、同データファイル仕様から、インシデントデータについても集計式の仕様を定義した。
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Research Products
(3 results)