2007 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病の予防と遺伝子環境交互作用の解明を目指した大規模コーホート研究の構築
Project/Area Number |
18390182
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
田中 恵太郎 Saga University, 医学部, 教授 (50217022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新地 浩一 佐賀大学, 医学部, 教授 (30404164)
桧垣 靖樹 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10228702)
松永 めぐみ (原 めぐみ) 佐賀大学, 医学部, 助教 (90336115)
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Keywords | 生活習慣病 / がん / 危険因子 / 防御因子 / 遺伝子 / 遺伝子環境交互作用 / コーホート研究 |
Research Abstract |
本研究では、がんなどの生活習慣病の危険因子と防御因子および遺伝子環境交互作用を解明するために、将来20年くらいにわたる追跡研究のためのコーホート(40〜69歳の佐賀市民約1万人を目標)を構築する事を目的とした。なお、本研究は日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)の共同研究としても計画された。対象者への協力依頼内容は、生活習慣・病歴などに関する質問票への記入、血液検査と遺伝子解析のための採血、血圧測定、身長・体重・体脂肪率・腹囲・臀囲の測定、電子歩数計による身体活動量の測定、および長期間の健康状況に関する追跡調査である。平成17年11月より旧佐賀市の北部校区から調査を開始し、平成17年度は約2000名の参加、平成18年度は東部と南部校区の調査を実施して約5000名の参加を得ていたが、平成19年度は中央部と西部校区の調査を実施して約5000名の参加を得て、平成19年12月にベースライン調査を完了した。最終的には61447名の佐賀市民へ郵送で協力を依頼し、12084名(協力率19.7%、男性5083名・女性7001名、血液提供者12078名、遺伝子解析同意者12047名)の参加者を得た。これらの対象者からは、質問票データ、血圧測定値、身体計測値、身体活動量測定値、血液検査値および保存血液(血清・血漿・バフィーコート)が得られた。協力率が高い傾向を認めたのは、女性、年齢の上昇、調査会場の利便性、督促状の送付であった。平成19年度は保存血清の一部を用いて高感度CRPとフェリチンの測定を行い、将来の横断研究のためのデータとした。今後、この約12000名のコーホートの追跡調査を開始すると共に、血液検査値(ヘモグロビンA1c、コレステロール、肝機能検査値など)、血圧、(腹部)肥満、メタボリックシンドロームなどを結果指標とした種々の横断研究や縦断研究を実施する。
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Research Products
(5 results)