2007 Fiscal Year Annual Research Report
各種疾患におけるカチオン化ゼラチンを用いた経カテーテル治療法の開発
Project/Area Number |
18390336
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
福山 直人 Tokai University, 医学部, 准教授 (50349338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉井 好史 東海大学, 医学部, 講師 (90207225)
辻 千鶴子 東海大学, 医学部, 講師 (80130079)
長田 成彦 東海大学, 医学部, 助教 (60307254)
盛 英三 国立循環器病センター研究所, 心臓生理部, 部長 (90146598)
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Keywords | 難治性疾患 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
我々が開発した遺伝子導入技術を応用し、難治性疾患に対する新たな治療を開発するのがこの研究の目的である。そこで本年度は、昨年度に引き続き主に、肝硬変症、肝細胞癌および急性心筋梗塞症における検討を行った。 肝硬変症に関しては、コリン欠乏食およびジエチルニトロソアミンを用いて作成した肝硬変モデルラットを用いて研究を行い、肝硬変症発症前に肝動脈内に遺伝子導入骨髄幹細胞を投与する事により、肝硬変症が抑制されることを血液検査所見(ALT値)上および病理組織学的所見(H.E染色、アザン染色)を用いて示した。また、肝細胞癌に関しては、ジエチルニトロソアミンを用いて作成した肝細胞癌モデルラットを用い、肝動脈内に遺伝子導入ゼラチン粒子を注入する事により、遺伝子が肝組織内で発現し、肝細胞癌縮小効果があることを、超音波所見および病理組織学的(H.E染色、GST-P染色)を用いて示した。 急性心筋梗塞症に関しては、急性心筋梗塞症モデルラットを用い冠動脈内に遺伝子導入血管内皮前駆細胞を投与することが心筋梗塞症における病態を改善することを超音波検査および病理組織的(H.E染色、アザン染色)に改善することを明らかにした。 以上の結果は、次年度引き続き追試験を行い確認する予定である。
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Research Products
(7 results)