2007 Fiscal Year Annual Research Report
高分解能高感度動物PET装置の開発と分子イメージングへの応用
Project/Area Number |
18390338
|
Research Institution | Kobe City College of Technology |
Principal Investigator |
山本 誠一 Kobe City College of Technology, 神戸高専電気工学科, 教授 (00290768)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 博幸 筑波大学, 情報工学部, 准教授 (60221933)
千田 道雄 神戸市立工業高等専門学校, 先端医療センター研究所, 副所長 (00216558)
|
Keywords | ポジトロン / PET / 放射線検出器 / 核医学 |
Research Abstract |
高分解能高感度動物PET装置用"シンチレータ積層-波形解析方式"による検出器ブロックの製作を行った。検出器のGSOセルの大きさは1.9mmx1.9mmx6mm(GSOのCe濃度が1.5mol%:1層目)、1.9mmx1.9mmx7mm(0.5mol%:2層目)、1.9mmx1.9mmx8mm(0.4mol%:3層目)で、22x22のマトリクスに配置した。この3種のGSOブロックを深さ方向に積層し、2インチ、角型マルチアノード位置有感型光電子増倍管(FP-PMT)に光学結合することで検出器ブロックを構成した。検出器ブロックの出力は位置演算回路及び波形解析回路により平面方向、体軸方向及び深さ方向を実時間で弁別可能とした。検出器ブロックを8個製作し性能評価を行った。その結果、製作した検出器ブロックのすべてに対してPET装置として用いるために十分な性能を有することを確認できた。 また製作した8個の検出器ブロックを円周上に配置し、小型PET装置を構成した。同時計数行ったところ、6nsFWHM以下の時間分解能を達成できた。また3層の深さ方向の弁別が可能であることをサイノグラムにおいて確認できた。さらに得られたサイノグラムに対して種々の処理を行なった後、画像再構成を行い、ポジトロン密封線源の再構成画像を得ることもできた。
|
Research Products
(3 results)