2009 Fiscal Year Annual Research Report
パラフィン包埋標本を用いたcDNAマイクロアレイの開発と臨床応用
Project/Area Number |
18390362
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
植竹 宏之 Tokyo Medical and Dental University, 医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (60311651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉原 健一 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 教授 (10171167)
樋口 哲郎 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 助教 (90334416)
飯田 聡 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 助教 (20361694)
石川 敏昭 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (00422478)
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Keywords | パラフィン包埋標本 / マイクロアレイ / RT-PCR / 遺伝子発現 / リアルタイムPCR / 予後因子 / 抗癌剤感受性 / 化学療法 |
Research Abstract |
現在まで、胃癌・大腸癌切除標本(ホルマリン固定パラフィン包埋:FFPE)を用い、抗癌剤感受性予測因子と思われる遺伝子の発現検索を行った。購入したReal-Time PCR機器(7300リアルタイムPCRシステム(アプライドバイオシステム社))を用いて、遺伝子発現量を半定量法にて測定した。パラフィン標本からのRNA抽出については、Real-Time PCR法を行うに十分な量が、再現性を持って得られることが明らかになった。FFPE標本の癌細胞だけを打ち抜く方法であるLaser Capture Microdissection(LCM)法については、Real-Time PCR法に使用しうるRNAは抽出可能であることがわかった。また、ホルマリン固定条件が遺伝子抽出・検索の結果に影響を与えることが示され、2009年アメリカ癌学会(2009.4.21コロラド州デンバー)で発表した。 また、上記の方法でFFPEから抽出したRNAについて、T7増幅を併用すればマイクロアレイ解析を行うに十分なRNAをすべての標本において回収することがわかった。今後は多数の臨床検体を用いてマイクロアレイによる遺伝子発現解析を進める。
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