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2008 Fiscal Year Annual Research Report

プロモーターマイクロアレイを用いた卵巣癌の薬剤耐性化遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 18390448
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

大道 正英  Osaka Medical College, 医学部, 教授 (10283764)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺井 義人  大阪医科大学, 医学部, 講師 (90278531)
山下 能毅  大阪医科大学, 医学部, 講師 (50268207)
金村 昌徳  大阪医科大学, 医学部, 講師 (40298782)
田辺 晃子  大阪医科大学, 医学部, 助教 (70454543)
佐々木 浩  大阪医科大学, 医学部, 助教 (80432491)
Keywords卵巣癌 / マイクロアレイ / 薬剤反応性 / シグナル伝達 / トランスレーショナルリサーチ
Research Abstract

今年度の目的は、卵巣癌各症例においてシスプラチンおよびタキソールの耐性化に関与する遺伝子が発現しているか否かをプロモーターマイクロアレイにより解析することである。初回手術により摘出した卵巣癌の各組織型の原発病巣と腹膜播種等の転移病巣、および初回手術後抗がん剤投与中に再発した症例の再発病巣を摘出したサンプルをhomogenateし、cell lysateを作成。また、手術により摘出した卵巣癌の原発病巣と腹膜播種等の転移病巣のサンプルより初代培養細胞を作成しシスプラチンおよびタキソールを添加。その後、IκBのリン酸化特異的抗体を用いchromatin immuno-precipitation (CHIP)を施行し、活性化状態の転写因子NFκBが結合しているDNAのみを精製・抽出した。そのDNAをCye-dyeにてラベルし、プロモーターマイクロチップ上でハイブリダイゼーションし解析した結果、IAPファミリーの数種の遺伝子とのハイブリダイゼーションを認めた。さらに、同定した遺伝子が、シスプラチンおよびタキソールにより卵巣癌症例の初代培養細胞で発現誘導されること、およびその遺伝子発現がNFκB依存性であることを確認した。それらの遺伝子の発現をsiRNA発現ウイルスベクターを導入し抑制すれば、シスプラチンとタキソールに対する耐性性が解除され感受性を示すようになった。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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