2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18390495
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Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
高橋 直之 Matsumoto Dental University, 大学院・歯学独立研究科, 教授 (90119222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝口 利英 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 講師 (90329475)
小出 雅則 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 講師 (10367617)
中村 浩彰 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
二宮 禎 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 助教 (00360222)
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Keywords | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / 細胞周期停止破骨前駆細胞 / RANKL / M-CSF / OPG / 骨髄細胞マクロファージ / RANK-Cre |
Research Abstract |
本研究は、破骨細胞の分化を調節する細胞周期シグナルを明らかにすることを目的とした。平成19年度に計画した実験と結果は以下のとおりである。 (1)破骨細胞前駆細胞特異的コンディショナルノックアウトマウス:RANK-Creマウスの作製に成功した。 RANKL-Cre/Rosa26マウスの骨組織の単核細胞と多核細胞がLacZの発現していることを認めている。この破骨細胞ニッチを解析中である。E2F-flox、 p38・MAPK-flox、 Cdk1-floxマウスは作製中である。 (2)細胞周期制御因子トランスジェニックマウスの作製と解析:破骨細胞ニッチェの解析を先行させているため、本実験は行なっていない。 (3)抗癌剤の骨代謝への臨床応用:抗癌剤ドセタキセルに、破骨細胞の機能も抑制することを発見した(論文投稿中)。抗癌剤5-FU投与実験より、RANKL欠損マウスとop/opマウスの骨組織には破骨細胞ニッチが形成されることを明らかにした(論文投稿中)。一方、Fos欠損マウスには破骨細胞ニッチが形成されないことを見出した。また、各種の薬剤をスクリーニングし、diphenylhydantoinとテトラサイクリン系薬剤に骨吸収抑制効果があることを見出した(論文投稿中)。OPG欠損マウスを用いた解析と癌転移モデルを用いた解析は、時間的制約のため行なえなかった。
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Research Products
(10 results)