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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ドラッグデリバリーシステムを用いた新規骨再生法の開発とその細胞内メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 18390518
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

古谷野 潔  九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (50195872)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)
荻野 洋一郎  九州大学, 大学病院, 助手 (50380431)
和田 裕子  九州大学, 大学院歯学研究院, 特別研究員 (70380706)
石川 邦夫  九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (90202952)
Keywords骨増生 / スタチン / インプラント / ドラッグデリバリーシステム
Research Abstract

我々はこれまで、高脂血症治療薬であるstatinの全身投与がインプラント周囲の骨形成に有効であることを報告した。また、statinの局所投与においても骨芽細胞の分化増殖促進、および破骨細胞の分化抑制効果を確認している。しかし、局所投与においては、薬剤を局所に長期間とどめることが困難であるため、全身投与ほどの骨増生効果は得られていない。そこでstatinの局所投与が最大限の効果を発揮するため適切なドラッグデリバリーシステム(DDS)および足場(scaffold : Sc)を検討するため、本年度は種々のDDS, Scと数種のstatinを検討し、最適な担体を決定することを目的とした。具体的には、statinの局所投与に最も有効な方法を探るために、種々のDDS, Scとの組み合わせを行い、各々の組み合わせにおけるstatinの経時的徐放量をin vitro環境で計測した。その結果、TCP+コラーゲンの組み合わせ、あるいはPGAが良好な結果を示した。
このあと徐放速度等で効果が期待できる組み合わせについてin vivo環境に応用するべく、ラット頭蓋骨に人工骨欠損を作製・statin×DDS×Scを填入・1、2、4週間飼育後標本を作製再生皮質骨厚さ、海綿骨密度等の測定を行った。その結果、サンプル数は少ないものの良好な骨再生効果を認めた。また、並行して大動物(イヌ)での実験を開始し、現在結果の解析に着手している。来年度以降、さらにデータの精度を高めつつ、試適濃度の確定や大動物での物質の効果の検定、細胞分子生物学的なメカニズムな検討を進めていく予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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