2008 Fiscal Year Annual Research Report
酸化ストレスタンパク質コンディショナルノックアウトマウスを用いた口腔病変の解析
Project/Area Number |
18390534
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
吉田 広 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80014330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 哲郎 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20111370)
柳川 徹 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (10312852)
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Keywords | A170 / PeroxiredoxinI / 酸化ストレスタンパク質 / p62 |
Research Abstract |
研究実績の概要は以下の通り 1.コンディッショナルノックアウトマウス(CKO)の制作1)前年度に引き続き、FRT除去のためFlipトランスジェニックマウスを掛け合わせてFRTで挟まれたNeo遺伝子部分を欠失させ、f1ox/floxマウスを完成させた。2)Nestin Creマウスを掛け合わせ、まず、中枢特異的コンディッショナルノックアウト(Nestin Cre Tg A170flox/flox)を完成させた。Tie2-Creについてはflox/floxマウスの完成に時間がかかったため、現在、検討中である。 2.ノックアウトマウスの解析コンディッショナルノックアウトマウスの制作の間に、酸化ストレスタンパク質nullのノックアウトマウスの解析をおこなった。1)PrxI遺伝子ノックアウト(PrxI KO)マウス胎児線維芽細胞(MEF)に対し、PrxI KO MEF細胞ではジェノトキシックストレスとしてのシスプラチン刺激に対する抵抗性が落ちていたことから、フローサイトメトリーを用いてアポトーシスの確認を行ったところ、PrxI KOでは、アポトーシスが亢進していた。また、シスプラチンからアポトーシスへのシグナルの経路を解明するためp38MAPK,JNK,ERK1のリン酸化活性を見たところ、p38MAPKとJNKはリン酸化が亢進していたが、ERKの活性は抑制されていた。2)A170遺伝子ノックアウトマウスについては、基礎データをふやすために、CTによる脂肪の測定、肝と脂肪におけるmRNAの発現を見た。 3.コンディッショナルノックアウトマウスの解析Nestin Cre TgA170flox/floxマウスの食事量と体重の測定を開始した。6週齢では変化が見られなかった。
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