2006 Fiscal Year Annual Research Report
デジタルヒューマンモデルを用いた鼻咽腔運動解析法の開発と口蓋裂言語臨床への応用
Project/Area Number |
18390540
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
三島 克章 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60304317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 利夫 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10116048)
山田 朋弘 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (60335619)
松村 達志 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70432648)
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Keywords | 相同化モデル / マルチプル・ベースライン・ステレオ法 / Free Form Deformity法 / 主成分分析 / 立体内視鏡 / レクティファイ / 鼻咽腔運動 |
Research Abstract |
1.鼻咽腔運動定量シミュレーションシステムの構築 (1)相同化モデル作成:鼻咽腔の相同化モデル作成エンジンを開発するために、まず口唇運動解析をベースに進めた。3台の赤外線カメラと1台のカラーカメラからの画像を用いて、マルチプル・ベースライン・ステレオ法を応用して口唇周囲の距離画像を作成する。その距離画像をもとに、まず特徴点と、ベジェ曲線を用いた口唇の特徴線を求め、解剖学的に意味のある8つの領域に口唇を分割する。各領域において、uv座標系を設定し、グリッドを作成して、その交点を求める。すなわち、このグリッドの交点群によって構成されるモデルが相同化モデルである。以上の如く、今年度はまず相同化モデルの作成方法を開発した。 (2)Free Form Deformity(FFD)法:相同化モデルを用いて、時間軸に対するモデルの変形として関数化することにより運動情報を求める。すなわちFree Form Deformity(FFD)法を用いることにより、鼻咽腔運動を関数化する方法を考案した。 (3)主成分分析:主成分分析から得られる各得点を指標として運動解析を行う方法を考案した。各主成分をブラウザ上で表示し、各主成分の意味づけを行う。各運動と主成分得点の関連性を検討することにより運動の定量化を可能とするシステムを構築した。 2.立体内視鏡を用いた鼻咽腔運動計測の基礎 φ5.4mmの外周に左右2本の硬性鏡を組み込んだ立体内視鏡を用いて開発を進めた。まず、左右2本の硬性鏡のキャリブレーションを行う手法を考案した。そして、処理の効率化のため、平行ステレオ視とするためにレクティファイにより補正する方法を考案した。以上のアルゴリズムを考案し、距離画像を作成することが可能となった。
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[Journal Article] 当科におけるインプラント埋入前処理としての萎縮骨への骨増量術の臨床検討2006
Author(s)
脇本真理, 植野高章, 石田展久, 加納みわ, 本多浩三, 坂田吉郎, 白数信明, 澤木聖子, 太田晃子, 三島克章, 菅原利夫
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Journal Title
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[Journal Article] 口唇口蓋烈術後上顎骨劣成長患者に対し創内型装置を用いて上顎骨延長を行なった1症例2006
Author(s)
井村英人, 三島克章, 山田朋弘, 植野高章, 大浦明日香, 白数信明, 澤木聖子, 太田晃子, 菅原康代, 黒田晋吾, 菅原利夫
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Journal Title