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2006 Fiscal Year Annual Research Report

植物由来プロテアーゼの舌苔除去および揮発性硫黄化合物発生抑制に関する介入研究

Research Project

Project/Area Number 18390565
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

宮崎 秀夫  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00157629)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山賀 孝之  新潟大学, 医歯学総合病院, 助手 (90345512)
金子 昇  新潟大学, 医歯学系, 助手 (00397126)
濃野 要  新潟大学, 医歯学系, 助手 (80422608)
Keywords舌苔細菌 / プロテアーゼ / 介入研究 / 無作為化対照試験
Research Abstract

口腔由来の揮発性硫黄化合物(volatile sulphur compounds:以下VSCとする)の産生は主に舌苔で行われる。舌苔は脱落上皮細胞、連鎖球菌、ブドウ球菌、白血球などのたんぱく質を含む成分であるため、舌苔を生物化学的に分解・除去するためにはプロテアーゼが有効であると考えられる。
1.プロテアーゼによる舌苔中の細菌の変化を評価するため、3%アクチニジン(植物由来プロテアーゼ)含有タブレット(2g)服用前後における舌背上の細菌数、細菌叢を比較した。24-54才の男性10名を対象とし、舌背を滅菌綿棒にて擦過することで得られたサンプルをRT-PCRにて分析した。
その結果、服用前後において口腔細菌総菌数に有意な差はなく、総菌数に対する5種の歯周病関連菌(P.i, P.g, B.f, T.d, F.n)のいずれの割合にも変化がなかった。
2.アクチニジンの長期使用によるVSC及び舌苔の減少効果の評価を、24-54歳の男性20名を対象として行った。10名ずつの2グループに分け、上記タブレットとプラセボを用いた、各7日間、計14日間の交差試験とした。対象者は1日3回、1回につき2gのタブレットを服用した。タブレット服用開始直前及び7日間の服用後にVSC濃度測定と舌苔量の評価を行った。
その結果、VSC濃度は、テスト群において有意(p<0.05)に減少したが、プラセボ群では減少がみられなかった。また、服用開始直前の舌苔量が20%以上のものを選択して比較を行うと、テスト群では有意(p<0.05)に減少がみられたが、プラセボ群では有意な減少は認められなかった。以上より、アクチニジンの長期使用によるVSC濃度及び舌苔減少に対する蓄積効果が示唆された。
今後は、介護施設等における要介護者を対象に、長期服用による舌苔及びVSC濃度の変化についての調査を行う予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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