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2006 Fiscal Year Annual Research Report

Web版看護ケアの質評価総合システムを用いた看護の質評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18390572
Research InstitutionAomori University of Health and Welfare

Principal Investigator

上泉 和子  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10254468)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内布 敦子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20232861)
坂下 玲子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40221999)
桜井 礼子  大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (70305845)
鄭 佳紅  青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (20363723)
新居 学  兵庫県立大学, 工学研究科, 助手 (80336833)
Keywords看護ケアの質 / 質評価・改善 / Webシステム / テキストマイニング
Research Abstract

本研究は,これまでに開発した「Web版看護ケアの質評価総合システム」を用いて,医療施設における看護ケアの質の評価を実施し,(1)看護の質評価指標の特定,(2)指標の標準化,(3)看護ケアの質に影響を及ぼす要因の探求,(4)質改善をめざしたベンチマーキングの明確化,を行うものである。
質評価は,6つの領域の看護ケアについて構造,過程,アウトカムの視点から評価するものであり,平成18年度は,「Webを用いた看護の質評価ツール」を用いて調査し,データ集計・分析・判定システムの精錬,記述データ分析の自動化(テキストマイニング試行)について検討することを目的とした。
結果,26施設112病棟の看護職594名,患者4418名からの回答を得て,質に関する6つの領域毎に回答の分布および回答率,記述データをもとにした評価との比較から評価項目の洗練を行った。
患者によるアウトカム評価は,いずれの領域も高得点に偏る傾向にあったが,構造および過程評価は,いくつかの項目において回答に偏りがみられ,設問・回答選択肢の検討の必要性が明らかとなったが,概ねバランスのよい散らばりであった。
記述データ分析の自動化については,単語や文節数からの分類するファジィ分類システムによる分類により,3〜7割程度の一致率があり,今後,データの蓄積および研究者による記述データ分析結果との照合を重ねることでその精度向上が可能であると考えられた。
また,インシデント等の発生率(患者1,000人あたり)は,転倒1.81,転落0.80,褥瘡発生0.54,院内感染0.37,誤薬2.58であった。
結果,「Web版看護ケアの質評価総合システム」を用いた大量調査の実現が可能になった。
Web版看護ケアの質評価総合システム」は,看護ケアの質を,構造・過程・アウトカムの視点からモニタリングを可能にし,評価・改善プロセスを外部からサポートすることに貢献できる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 看護ケアの質評価・改善システムの運用に関する研究 -アウトカム・患者満足度調査の活用-2007

    • Author(s)
      桜井 礼子
    • Journal Title

      看護 59 (3)

      Pages: 40-43

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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