2007 Fiscal Year Annual Research Report
ストーマ保有者の生きる力形成に及ぼすWOC看護の効果
Project/Area Number |
18390582
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
前川 厚子 Nagoya University, 医学部, 教授 (20314023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹井 留美 名古屋大学, 医学部, 助教 (80402626)
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Keywords | ストーマ保有者 / WOC看護 / Ostomy adjustment inventory 23 |
Research Abstract |
1.平成18年度から21年度まで4年間に渡り「ストーマ保有者の生きる力形成に及ぼすWOC看護の効果」の研究に取り組んでいる。本研究の外的基準としてOstomate's Self Adjustment Scale{OSAS:オストミー自己適応尺度}や疾病受容尺度、SF-8のQOL尺度を用いる。今年は研究2年目であるが、これまでの経緯で英国Hertfoldsher大学看護医療学部Simmons、Smithらと共同開発した英国バージョン自己適応尺度(Ostomy Adjustment Inventry-23:0AI23と命名)を用い日英比較を行い、日本、オーストリアで発表を行い、Jounal of ostomy, wound and continence nursingに論文を投稿中である。また、シンガポール総合病院で英語-中国語圏の患者に対するOAI-23の調査を行っている。 2.平成20年2月2日に開催された第25回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会では「ストーマケアに患者と看護師間の相互行為と自己適応との関連性(祖父江正代、前川厚子、竹井留美)」で、最優秀会長賞を授与された。 3.身体に人工的に開孔した穴(気管切開:トラキオストーマ)を伴う喉頭がん患者に関するリハビリテーションの課題についても検討した。コミュニケーション、ボディイメージ、日常生活困難感(入浴、食事、対人関係)など長期にわたる課題が明らかになった。 4.本年度の研究より以下を明らかにした。 1)日本と英国において術前からWOC看護師により系統的な患者教育を受けたグループはオストミー自己適応得点が高いことがわかり、SF8尺度によるQOLとの相関も高いことが明らかになった。 2)日本とシンガポールでは同じアジアでもストーマ保有者の生活状態、患者間格差が大きく、医療と生活文化的な背景を踏まえて更なる検討が必要である。
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[Presentation] Relevance of QOL and Adjustment2007
Author(s)
Atsuko MAEKAWA, Rumi TAKEI, Noriko MENJU, Akira MENJU, Jane Smith Kingsley Simmons
Organizer
9th European Congress for nurses with interest in stoma care
Place of Presentation
ザルツブルグ
Year and Date
2007-06-18
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