2009 Fiscal Year Annual Research Report
入浴・サウナ浴を用いた心疾患患者における治療的患者ケアプログラムの開発
Project/Area Number |
18390586
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
樗木 晶子 Kyushu University, 大学院・医学研究院, 教授 (60216497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 久子 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80164127)
井手 友美 九州大学, 大学病院, 助教 (90380625)
竹本 真生 九州大学, 大学病院, 講師 (90403998)
井上 修二朗 九州大学, 大学病院, 医員 (10448425)
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Keywords | 心疾患 / 温熱効果 / 血管内皮機能 / 自律神経 / 酸化ストレス |
Research Abstract |
昨年度は安定した心不全患者において膝下を温める足温器を用いて45分間温めた前後の血圧・脈拍・深部体温などのバイタルサイン、発汗量、血管内皮機能(FMD)、交感神経活性(心拍変動)、血液・尿生化学的変化(神経体液性因子、炎症・酸化ストレスマーカーなど)についての検討を行い、血管内皮機能の改善と酸化ストレスの軽減がみられていた。 今年度はこの温熱の効果を確実にするために足温器を3日間連続して夜間の午後8時から使用し、その前後で同様め指標の変化を検討した。九州大学病院循環器内科で同意を得た11症例の連続血圧・脈拍・深部体温などのバイタルサイン、発汗量、血管内皮機能(FMD)、交感神経活性(心拍変動)、血液・尿生化学的変化(神経体液性因子、炎症・酸化ストレスマーカーなど)について検討した。九州大学病院循環器内科で同意を得た8症例の連続血圧・脈拍・深部体温、発汗量、血管内皮機能(FMD)、ホルター心電図(心拍変動)、血液・尿生化学的変化(神経体液性因子、炎症・酸化ストレスマーカーなど)及び睡眠に及ぼす影響についてアンケート調査を行った。現在解析できているデータのうち血管内皮機能は前例で有意に改善し、睡眠調査では劇的な改善をみた。以上の結果から膝から下を温めることにより全身の体温が上昇し、3日間続けることにより安定した効果が得られた。 今後は家庭で長期間使用することにより心不全に対する慢性効果を検討する予定である。
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Research Products
(35 results)
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[Journal Article] Prevalence of atrial fibrillation in the general population of Japan : An analysis based on periodic health examination.2009
Author(s)
Inoue H, Fujiki A, Origasa H, Ogawa S, Okumura K, Kubota I, Aizawa Y, Yamashita T, Atarashi H, Horie M, Ohe T, Doi Y, Shimizu A, Chishaki A, Saikawa T, Yana K, Kitabatake A, Mitamura H, Kodama I, Kamakura S.
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Journal Title
Inter J Cardiol 137
Pages: 102-107
Peer Reviewed
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[Journal Article] 植込み型除細動器におけるQuality of Life.2009
Author(s)
樗木晶子, 宮園真美, 眞茅みゆき, 樗木浩朗, 井上修二朗, 向井靖, 竹本真生, 加治良一, 砂川賢二, 有村達之, 奥澤朋奈, 久保千春
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Journal Title
Peer Reviewed
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[Journal Article]2009
Author(s)
永淵正法、安西慶三、南昌江、瀧井正人、樗木晶子編
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Journal Title
コメディカルのための糖尿病治療の基本的名考え方と心理的アプローチ(医学書店)
Pages: 198-201
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