2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Development of care-program of the patients with heart diseases using hot-tub and sauna bathing
Project/Area Number |
18390586
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
CHISHAKI Akiko Kyushu University, 大学院・医学研究院・保健学部門, 教授 (60216497)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | 慢性病看護 |
Research Abstract |
本研究では入浴やサウナ浴が心疾患患者の血行動態(血圧, 脈拍, 酸素飽和度, 心拍出量, BNP), 体温(鼓膜温, 皮膚温),気分, QOLに及ぼす影響を検討し, 心疾患患者において安全に入浴やサウナ浴の温熱効果やリラクゼーション効果を利用できる条件を検討する. これにより日本人の生活習慣に根ざした入浴・サウナ浴の安全な患者ケアプログラムを開発し, 心疾患患者のQOL向上や治癒促進に資する. 1) 平成18~19年度 : 入浴・サウナ浴の安全性の検討 : まず, 健常成人において入浴やサウナ浴が血行動態に及ぼす影響をみる必要がある. 非侵襲的に計測可能な心拍毎の血圧, 心拍出量, 心電図, 脈拍, 深部体温が温熱負荷によってどのように変化するか若年者と高齢者で検討する. 2) 平成20年度 : 安全性が確認されたプロトコールによって軽症~中等症の心疾患患者において入浴やサウナ浴を施行し温熱による急性の生理学的変化を検討する. 温熱負荷前後の血管内皮反応, 酸化ストレスマーカーも心疾患患者では測定し, 気分やQOLに対する影響も検討する. 3) 平成21年度 : 中等症の心疾患患者における長期サウナ浴による心不全の悪化やQOLに対する影響を検討する. 入院回数や患者自身の気分やQOLの変化を質問紙票によって調査する. 心疾患の治癒促進手段としての基礎的研究に基づいた安全な入浴・サウナ浴の患者ケアプログラムを作成し, 心臓リハビリテーションプログラムにとりいれる.
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Research Products
(13 results)